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楽曲について
意中のあの子とサイゼリアのまちがいさがしをしたけど、ほとんど見つけられてしまった悲しみ
環状線を脱ぎ捨てて 隣の県まで
借りもののセダンは 静寂だけを積み込んでいく
助手席の君の横顔 窓を流れる銀色の街
イオンの巨大な影が 僕らの行き先を飲み込んだ
冷たい機械の指先に 存在を拒絶された
「お取り扱いできません」の文字が 僕の空っぽを嘲笑う
財布の中の沈黙と 君の視線の置き場
幸福の定義を書き換えるには 僕らはあまりに無力だった
世の無情を嘆くには 僕らはまだ若すぎて
愛を語り合うには あまりに生活(リアル)に汚れすぎた
間違い探しの正解を 僕らは必死に探していた
緑と赤の看板の下 ミラノ風ドリアの湯気の向こう
「あと一つが分からないね」と 君がこぼしたその声は
隣り合わせの孤独を 優しく抉(えぐ)っていく
正しくあれない僕たちの これが唯一の証明だ
オリーブオイルの香りと 子供たちの笑い声
プラスチックのフォークが 皿を叩く虚しいリズム
会話は砂のように零れ メニューの裏側に逃げ込んだ
8つ目までは見つかるのに 肝心な答えだけが いつも霧の中
それでも この歪んだ座席から 立ち上がらなきゃいけない
ATM의 残高よりも 確かな何かが
ここにあると信じたい
間違いだらけの人生を 君と笑い合えたなら
隣県までのガソリン代も おろせなかった不甲斐なさも
すべては この退屈な午後を 彩るための伏線だ
「帰ろうか」と立ち上がる君の 背中を追いかけて
僕らはまた アスファルトの海へ 漕ぎ出していく
間違いを探して 正解を落として
それでも 明日も 僕らでいよう
(間違いは、まだ あと一つだけ 隠れている)