再生すると歌詞が表示されます
楽曲について
小さい頃、誕生日に買ってもらったキックボードをその日のうちに盗まれたという悲しいあの頃の思い出
カレンダーの丸印 今日は僕の独壇場(オンステージ)
お母さんのサンダルの音と 僕の期待が裏拍で跳ねる
目指すは あのギザギザ屋根の 黄色いお城「ハローマック」
ライオンのマークが 「いらっしゃい」って笑ってたんだ
箱から出したての銀色 太陽を反射してまぶしい
「帰りはこれに乗っていい?」 許可が出る前にキック・オフ!
歩くお母さんを 置き去りにして 風になった小学生の昼下がり
「待ちなさい!」の声さえも スウィングするBGM
行け!キックボード 世界で一番新しい僕の親友
アスファルトを蹴るたびに 景色がジャズに変わるよ
お家まであと少し 寄り道したのは「鮫中(さめちゅう)」の隅っこ
ジャングルジムに夢中になって 君のことをちょっと忘れただけなんだ
「さあ帰ろう」と振り返れば そこにあるはずの銀色の影がない
あれ? 神隠し? それとも君は 意志を持って走り出した?
お母さんの「あちゃー」って顔 僕の心は 一瞬でマイナーコード
「数時間の命だったね」なんて 笑えない冗談はやめてよ!
さらば!キックボード 出会って3時間で別れた親友
今ごろどこの誰を乗せて 風を切っているんだろう
名前も書いてなかったし 防犯登録もまだだったけど
君との短いランデブーは 一生モノのバースデー・プレゼント
あれから僕も大人になって 色んなものを無くしてきたけど
鮫中を通るたび 君のガラガラ鳴る車輪の音を思い出すよ
今もどこかで 元気に跳ねてるかな?
ねえ、僕のキックボード